


プロジェクト概要
2019年度から活動を開始したSOCIAL WORKERS LAB(https://swlab.jp/)は、複数の福祉法人が協働し「これからの時代における福祉という言葉の定義と拡張」を目指し、広報活動やトークイベント、学生と福祉法人の就職マッチングなどを行ってきました。
2020年度はその活動の一環として、福祉領域外のひと・もの・こととの接点を生みだすことを目的にメディアサイトの制作を実施。Eat, Play,Sleep inc.ではサイトのコンセプト策定から、Webサイトの構築、コンテンツ制作までを担当しました。
制作を行った「壌 JYOU(https://jyou.media/)」は社会の中に散らばる「福祉的な視点をもったひと・もの・こと」にフォーカスすることで、多様な業界・分野の中に根ざす「福祉的な視点」を可視化し、福祉的領域との接点を生みだすことを目指したサイトです。更新性に配慮し、毎日更新されるポータルサイトではなく、雑誌のように定期的にコンテンツを更新する仕組みとしました。また特集という形で複数の記事を取りまとめることで、多様なレイヤーでモノゴトをとらえられるよう記事の制作を行っています。

ISSUE 01:ライフ・オブ・ラインズ
社会の中で見えているもの、見えていないもの、私たちを分断する様々な「線」にフォーカスをあて取材を行いました。この線はいつ、誰が引いたのか。線が生まれる理由や背景に迫るだけでなく、完全に取っ払うことが難しいこの線を引き直したり、太くすることやにじませるなどのアプローチが可能なのかを取材を通して模索しました。
Episode01:地域・社会・コミュニティの中に見る線
- 誰もが声を上げ主体者になれる環境から生まれたサイニングストア
- スターバックス コーヒー nonowa国立
- 人やモノの背景にあるストーリーから「問い」を立てる。インクルーシブデザインのあり方
- ジュリア・カセム(京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab特命教授)
- ライラ・カセム(グラフィックデザイナー・大学研究員)
- Landscape of Care 都市が人々を受け入れるためにできること
- 杉田真理子(リサーチャー・アーバニスト)
- 答えをくれたのはこどもたち。《おやこ保育園》から溶けはじめる家族の線、社会の線
- 小笠原 舞(こどもみらい探求社共同代表)
Episode02:目の前の誰かとの間に横たわる線
- 「老い・ボケ・死」をポジティブに捉え直すための演劇
- 菅原 直樹(老いと演劇 OiBokkeShi 主宰)
- 「居てもいい場所」 をデザインする。 にじんだ線で描かれるこれからの建築
- 山﨑 健太郎(建築家)
- 未来を切り開く研究テーマは現実に疑問をもつことに始まる
- 松本 敏治(公認心理師・特別支援教育士スーパーバイザー・臨床発達心理士)
- 「ゆるめる」というマイノリティだからこそ生み出せる価値
- 澤田 智洋(世界ゆるスポーツ協会代表)
Episode03:自分の中にある線
- 時間をかけて手に入れた自分の説明書が、 自分の生き方をカタチ作る
- 相羽 崇巨(詩人・ミュージシャン)
- 可能性を追求し、限界を切り拓く。ALS当事者になって一層高める自分らしい生き方
- 武藤 将胤(一般社団法人WITH ALS・COMMUNICATION CREATOR・EYE VDJ)
- 「人には必ず、自分の身体を愛する権利がある」身体的特徴を生かしたダンスが伝えるもの
- 森田 かずよ(ダンサー)
- ラベルを剥いだのちに見つかる「自分らしさ」を祝福する
- 大谷 明日香(Creative Studio REING代表)
プロジェクトメンバー
【企画・コンテンツディレクション】Eat, Play, Sleep inc.
【編集】篠田 栞・堤 大樹・峯 大貴・新原 成華
【執筆】池尾 優・乾 和代・黒田 隆太朗・篠田 栞・杉本 恭子・杉田 真理子・土門 蘭・峯 大貴・蜂須賀 ちなみ・原口 さとみ
【写真】岡安 いつ美・加藤 甫・木村 華子・桑原 雷太・Shuhei Yoshida
【イラスト】マエダユウキ・Sakasano Kasa
【マンガ】MISSISSIPPI
【アートディレクション・デザイン】宇都宮 勝晃・重松 佑
【CMS制作ディレクション】Yohei Yamamoto